だいぶ間が空きましたが、好きな漫画の話その2です。
その1はこちら
今回の作品は松本次郎作品全般!です。
この方の漫画は、世界線こそ違うものの同じ世界観の元描かれた内容が多く、
一つハマればほぼ全作通してオススメできるかなと思います。
と言うか読む人を選ぶ漫画です。。
ざっくり言うと漫画版の異世界系ザ・ノンフィクションでしょうか。(合ってるかな…)
ちなみにウシジマくんが漫画版のリアル系ザ・ノンフィクションのイメージで話してます。
この漫画の世界は重くて暗くて希望もなくて辛くて暴力的で、
でもその世界で生きることを選んだ人の生き様が丁寧に描かれていて。
それぞれが歪みながらもこの世界をがむしゃらに生きているのです。
背景の描き込みも凄いし、コマ割り、アングルも秀逸でまるで映像作品を見ているようです。
最初に読んだのは「未開の惑星」でした。
18歳の頃、よく通っていた本屋でなんとなしにジャケ買いをし、
何も考えず読み始めたところ
「ぼーっと歩いてたら急に車がぶつかってきた」レベルの衝撃がありました。
最初は重いしグロいし性的表現がキツいし読んでて辛い・・・と思ったのですが、
それをしっかりと包みこむ世界観が構築されており
どんどん引き込まれていきました。
読了後は別の世界を覗き見してきたような感覚が残り、
それにハマった私は他の作品も読み漁りました。
ただ今読み返してみると なかなか重くてしんどい、、辛い、、
という気持ちにもなります。
今ある状況にいっぱいいっぱいで、
新しい気持ちを作る心の余裕が無くなっている。
ということを認識してしまい結構ショックです。。
今この漫画をオススメされたとしたらハマっていただろうか。
ハマっていて欲しい、、と願う私がいました。
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